Miyashita Mariko

2009年9月アーカイブ

ロザリオビアンコ

 ちょっと心が沈む出来事がありました。

生きていれば色々とあるものです。生きているって悲しい・・・けれど、悲しいと思えてる時点で生きているという証拠であり、生きていればきっと楽しいこともある。

転んで、傷ができて、カサブタになって、それが自然に取れて治る、そしてまた転んで・・・私が生きているのはそんなことの繰り返しのようなものです。

 

締め切りも立て込んでて休みゼロでやらなければなのに仕事が手に付かない状況になりました。こんなんではダメだということで、一旦リセットするのに実家に帰りました。

23日、ちょうどお彼岸のお中日ということもあって、アチラコチラにお参りに行ったら少し落ち着きました。

 

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母が、私のダイスキなぶどう「ロザリオビアンコ」を取り寄せておいてくれました。

 

ロザリオビアンコは味はマスカットで、食感が甲斐路で、大きさと甘さがピオーネだと勝手に信じています。(笑)

 

大好物ですね。

 

 

 

私の周りにはたくさん私を支えてくれる人がいます。いつも見守ってくれる人がいます。

困っている時には手を差し伸べ、励ましたり慰めたり・・・私の為に何かをしてくれます。

周りの人に支えられて、たくさんの方々の協力を得て生きていられることに感謝して、またいつもの日常に戻ってきました。

 

ありがとうの気持ちを込めて・・・またいつものように絵を描き始めました。

 

いつも感謝の気持ちでいられますように。

去年の今頃

ちょうどパリにいました。

取材や観光は、ほぼ徒歩で散策し、パリの街中を歩き回っていました。そんな地図片手に散策する日本人に話しかけてくる風変わり(?)なパリジャンもいて、結構楽しかったです。

 

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道で出合ったこの小学生らも、どこから来たかとか何かと話してきました。

 

 

 

学校の帰りでパンをかじりながら帰るようだったので、

 (←写真を撮った)この店か?と聞いたら「この店のではなく、Paulのパン。Paulのパンの方がおいしいの」と言うので、そのパンを買った場所を教えてと行ったら、お店まで連れて行ってくれました。

 

 

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メトロのSt-Paul付近、にある「Paul」。

始めて入ったパリのパン屋は1889年創業の老舗チェーン。ショーウィンドーに飾られたパンを購入するのに、会話でオーダーをしなければならず、フランス語が全く話せない私は、知っているパンの名称の中で通じそうなものを言ってみました。

 

それで買ったのが、カヌレ、アプリコットデニッシュ、ベーコンエピでした。

 

 

 

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お会計も全くわからず、紙に数字を書いてもらいました。・・・少しくらい英語で何とかしてくれればいいのに・・・と思いましたが、貴重な体験をしました。(笑)

 

 

帰国後、日本では三越本店の地下でしか見かけなかったPaulですが、最近ではアチラコチラで見かけるようになりました。日本に進出してきたのでしょうか・・・?

 

 

昨日Paul(日本)のパン・・・カヌレを買って帰りました。

何となく懐かしいなぁと思いました。

 

 

 

秋の院展の思い出

夏の間は、院展の制作にかかりきりで、大学のアトリエを借りて大きな制作に取り組んでいました。

 

始めの一色はいつも緊張します。真っ白な画面に立ち向かわなければならず、こんなに真っ白で大きな面積を埋めるということがとても勇気が必要で、一瞬憂鬱な気分になります。でも、描き始めてしまえばのめり込んでいきます。・・・そんな1ヶ月は修行僧のようで、ストイックな毎日でした。

 

<写真左>

まさに描き始め。奥にあるのは同時に描いていた秋の沼津の展覧会用に制作していた絵。すごく小さく感じます。(奥が10号と20号です)日本画は描き始めるまでに時間がかかります。

絵が描けるこの状態に至るまでに、パネルの下張りをしたり、和紙にドーサ引き(にじみ止め)をして裏打ち(補強)をして張り込みをする・・・この工程だけで4~5日かかります。

 

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<写真左>

描き途中。地塗り・彩色・線描・・・様々な仕事を画面に注いでいく。

この時は線描。

しばらく描くと手が真っ黒に。

 

第94回院展「誘い風」(部分)S.jpg

 

 

 

<作品>

秋の院展に出品した作品(一部)です。

去年9月にパリに行った時に取材したノートルダム寺院の裏側から見たところです。

 

 

 

「誘い風」

その頃のパリは日中の日差しが強く、夏の暑さを感じるが、時折ふっと風が吹くと秋の冷気をつれてくる、そんなマーブル模様のような空気の中を散策していました。

季節の移ろい行く瞬間、季節が入り混じる・・・気まぐれな空、秋染めの時、移ろいの誘い風。

そんな風に誘われて裏路地を曲がり、広がる寺院の空を抜けていくのは秋の色と私の心。

風に教えてもらった素敵な出会い。

 

 

 

 

東京展も無事に終わりました。

美術館に足を運んでくださった多くの皆様に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

<今後の巡回地>

広島展 22年1月21日~2月2日

宇都宮展 同2月10日~2月21日

長崎展  同3月12日~4月11日

 

お近くにお出かけの際は是非お立ち寄り下さい。

ウチごはん

料理することが結構好きで、友人が遊びに来ると「ウチごはん」をします。

今日も、大学の後輩が遊びに来たので料理しました。

・・・メニューは和食。

 

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予め来る日がわかってたので、前日から角煮を作ることにしました。

 

皮付きの豚バラブロックを2本下茹で処理して、ゆで卵と大根も一緒に味付けします。

落し蓋の代わりに昆布を用いて2時間以上コトコト煮込んで、一晩寝かしました。

 

角煮.jpg

 

そして当日。

シッカリと味のしみこんだ豚肉はすっかり脂分が落ちてサッパリとしていました。

なのにコラーゲンタップリ。

 

今日のメニューは

・角煮

・鶏肉と長葱の柚子胡椒

・揚げ出汁豆腐

・たたき胡瓜

・15穀ご飯

です。

 

 

料理と日本画って似ているなぁと思います。

素材を生かして自分の味付けで完成させる。決して分量を量ることはないと思うのですが、感覚をフルに活用して、その季節や温度や自分の体調で少しずつズレがある変化を読み取り、その時感じるいいものを作り上げる。

・・・だから感が鈍るとおいしいものができない。

 

レシピがないのは、その季節・・・光の強さや空気の質や気温・・・を感じながら、塩加減や味付けが微妙に変わり、その時の「時の声」に耳を傾けることを大切にしているから。

レシピ通りに作ることよりも、感覚を大切にしているのは、人間の体はとても季節に敏感で、繊細にその差を感じ取れると信じているから。

だから、"味を出す"ということは分量を量って作るのではなくて、全てのバランスを考えて感覚的に導き出すものだと思っています。

 

やはり、料理は日本画と似ていて面白い。

今年の5月22日にワンコの助産婦さんをしてきたのですが、

http://www.miyashita-mariko.com/weblog/2009/05/post-19.html

そのワンコがだいぶ大きくなりました。生まれてから2ヶ月までは母犬と姉妹で(4匹全て雌でした。)過ごしていましたが、今は1匹で実家におります。

とてもカワイイです。

では、成長の記録・・・。

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<左>生後約2週間

まだゴロゴロ寝てるだけの毎日。姿は「カピバラさん」のようだった。

 

 

 

 

<右>生後約1ヶ月

まだ片手サイズ。でも顔がだいぶ犬らしくなってきました。

 

 

 

それで、最近。(生後約3ヶ月半)

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超美人です。そして甘えん坊です。 この目でジ~~~っと見つめてきます。罪ですね。(笑)

最近はボールを投げると拾って持ってくるようになりました。お座りもトイレも覚えました。

私・・・助産婦改め、躾係になりました。(笑)

紙の博物館

今日は王子にある「紙の博物館」にて、FDH展の記念講演会の司会をしてきました。

 

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王子にある紙の博物館は、飛鳥山公園の中に3つの博物館があるうちの1つです。

飛鳥山公園はサクラの木がたくさんあって、春には満開のサクラが楽しめる観光名所。

 

そんな中にある紙の博物館に行ってきました。

 

講演内容は、ダードハンターにまつわる紙・・・その中でも特に日本の紙(和紙)についての講演は興味深く、とても面白いものでした。

 

アメリカでも和紙を用いて作家活動をしている方、また独自に手漉き紙を制作してそれを作品としている方、そういった和紙から派生した芸術家の話も面白かったです。

 

紙の博物館のロビーにあるミュージアムショップにて販売してあった折り紙の本(折り紙が得意です^^)が気になりました。。。

 

また紙の博物館に遊びに行こうと思います。・・・今度はOFFで。

 

FDH展

「紙・未来・宇宙 FHD展」開催のお知らせです。

アメリカの大紙研究家・ダードハンターの偉業とそれを受け継ぐFDH(フレンズ オブ ダードハンター)から選抜された紙アート27作品を展示する国内初の展覧会です。

会場は王子「紙の博物館」(9月1日~6日)、及び日本橋「小津和紙博物補」(8月31日~9月5日)の2会場です。

主催:和紙文化研究会、後援:アメリカ大使館 etc.

 

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ダードハンターとは、世界40余国の紙の産地を巡歴した紙史研究の最高権威です。その研究の中で、和紙について賞賛されており和紙は「世界最高級の紙」と評価されています。

ダードハンターについては9月5日(土)の13:30~16:00に紙の博物館1F講堂にて記念講演会があります。

今回、記念講演会の司会を勤めさせていただくことになり、前日の今日は講演の式次第の確認と台本作りに追われています。

 

私も和紙の研究を始めて和紙文化研究会に所属すること8年になりました。

絵にとって紙はとても密接な関係があります。紙の研究に携わることができるのも楽しいものです。

 

展覧会・講演会ともにお時間ありましたら是非お出かけください。