Miyashita Mariko

2010年12月アーカイブ

良いお年を。。。

お隣さんのお宅にウェルシュコーギーがいるのですが、そのワンコと仲良くさせてもらっています。

私の姿を見かけると柵と柵の間から鼻先を出して「ワン!」と言います。

 

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今日はボールを投げてくれとせがまれ、投げたら吠えながら追っかけていました。

 

 

 

そんなお隣さんのお庭になったというレモンをいただきました。

その場でハサミでチョキンと切ってくださいました。

 

とても瑞々しいレモンをいただき、早速レモンの砂糖漬けを作ることにしました。

 

お庭になったという、天然・無農薬のレモンですから、せっかくですし丸ごといただきたいと思いました。

 

  

 

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出来上がった砂糖漬けは紅茶に入れてもおいしいですし、そのままレモネードでもいただけそうです。

 

年末の年の瀬迫る慌しい時分に心温まる一時をいただきました。

 

今年一年バタバタしていましたが、忙しくも充実した一年でした。

沢山のご支援・ご協力賜りました感謝を込めて、また来年への活力としたいと思います。

 

 

本年一年間ありがとうございました。

よいお年をお迎え下さい。

年末も

大忙しで稼動しています。。。

12月で受け持ちの授業が終了したので、レポートの採点と評価をつける作業が残っておりました。

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約60名分のレポートを読むのは結構タイヘンです。

 

春学期のレポートと秋学期のレポートを読んでいると何となく学生さんの顔が浮かんできます。

 

採点が終わると来年度の授業のシラバスを書かなければならないのですが、来年の授業も学生さんに楽しんで受けてもらえるような内容にしようとまた工夫したいと思います。

 

先生業もなかなかタイヘンです。。。

研究も。。。

画家を目指す為に大学に入ったのですが、大学院に行って博士号を取得しようとした段階で「研究」というものにも手を染めることになり、「研究」というのも実は絵を描くのにとても重要な要素を沢山含んでいることに気付き、「研究」も大切にしています。

晴れ時々曇り・・・画家時々研究者。

時々二束のワラジを履くことがあります。

そういう訳で、今回は先週でかけていた高知での研究の話しを・・・。

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今回の研究は、科学研究費基盤Aで採択された研究の一環で、東大の大学院生と共に高知に行きました。

「伝統技能保持者の身体感覚の伝送に関する研究」というのが主な目的なのですが、ザックリ言ってしまえば伝統技法(職人ワザ)の伝承を様々な方法で情報化した上でフィードバックするという、これまで職人ワザは師匠⇔弟子に口伝若しくは勘みたいな形で受け継がれて来ているものを、より汎用性ある形で伝承できないだろうか?という試みなのであります。

 

なので、高精細DVCによる多視点撮影やら3Dカメラなど、1台ン百万する機材をいくつも持ち込んだり、職人さんに筋電センサーを取り付けてみたり、あーでもない、こーでもない、ってのをやってました。

 

この調査&研究は職人さんあってのもので、高知の紙産業技術センター及び伝統技術保持者さん、研究員さんの協力なくしては成し得なかったといえるものです。

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日本の伝統技術はすばらしいものがあります。それをどうやって保存していったらいいのか。

答えは一つではないと思いますが、様々な分野の方に関わってもらって知ってもらって大切にしてもらうことが何よりだと思いました。なので、今回は接点の無い分野同士をくっつけられただけで私は一人で勝手に満足してしまいました。(笑)

 

そして伝統技術と最先端の情報工学の技術の融合はまるで対極に位置するようであっても、実は根底に流れる哲学が同じように感じました。

 

全く異分野の集まりでしたが、現場の雰囲気はとてもよく、終始和やかで楽しい時間を過ごすことができたのは、その場の皆さんの理解と協力があってのものと感謝します。

 

 

>>高知紙産業技術センターの皆さんと東大大学院情報理工学系研究室の皆さんと

高知

13日~15日と、高知の紙産業技術センターへ東大工学部の研究チームと同行して測定と調査に出かけていました。

博士時代に研修生として長期間にわたって受け入れてくださったセンターへの滞在はとても久々でしたが、研究員さんも職員さんも皆さん当時と変らず暖かくしていただいてとても居心地が良かったです。

 

 

DSCN295200.JPG>>センター近くを流れる「仁淀川」

 

高知といえば四万十川が有名ですが、じつは仁淀川の方が美しいような気がします。

 

高知駅から1時間に1本の単線のJR(こちらは電車ではなく汽車=ディーゼル)に乗ってこの川を渡るとセンターのある波川駅です。

 

波川駅は当然(?)無人駅です・・・。

 

 

 

東京にいると当たり前のように思っていることが実はそんなことはないということに気付きます。

当たり前ってナンなのでしょうか・・・。

高知にいると、高知時間があって、高知の空気がって、高知の当たり前があって、それでいてとても居心地がいいです。

 

DSCN2950.JPG>>ススキ取り

高知でお世話になってる職人さんと一緒にススキ取りの「研修」です。

 

・・・ナゼ、ススキ・・・?(笑)

 

ススキ=萱=萱簀の原料になります。

 

私が研究していた中世期の和紙はこの萱で作られた簾=すだれ(紙漉きでは簀という)を用いて漉かれていました。萱は天然のススキの茎なので、太さを揃えるのがとても大変になります。なので、沢山のススキを収穫しておいて、その中からちょうどいい太さのモノを選り分けて使用しなければなりません。いい状態のいい茎を沢山収穫しにススキ探しをしました。

 

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これがなかなか大変で、ススキの穂が枯れきってホワホワしているものは使えず、かといって穂が閉じて青い茎も使えない。その間のものを職人さんに教えてもらいながら節と節の間を切って収穫です。

 

色々な体験は宝物です。

 

日々の喧騒から離れて、制作に追われていたこともしばし忘れてリフレッシュしてしまいました。

気がつけばもう師走・・・毎日制作に追われて、今月も100号の制作に追われていました。

100号サイズの作品は制作するのにかなりの覚悟と気合が必要なので「描こう!」となるまでどうも気が乗らず、当初は出す予定でおりませんでしたが何とか締め切りに間に合ったので、ギリギリで出品することになりました。

 

奈良県立万葉文化館で開催の「第五回 奈良県万葉日本画大賞展」に出品・入選しましたのでお知らせいたします。

 

DSC_0012.jpg>>「色葉の潦」(いろはのにわたずみ) 

(写真は部分写真です)

 

万葉日本画展は、「万葉集」に取材した日本画を制作するという規格のある展覧会です。万葉集の和歌を1首若しくは数首に取材し、100号までの作品を制作するというものです。

 

私の作品は第16巻3834番の

「梨棗黍に粟つぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く」

という1首を選びました。

 

「葛のつるが分かれてはまたつながるように、また出会いたい。あなたに逢う日は花が咲くように嬉しい。」

草むらをかき分けてその先に偶然見つけた色鮮やかな葵の花はまるで宝物のように輝いて見えた。いつも見つけられるとは限らない・・・一瞬の煌きとの出会いは愛しいものを待ちわびる恋い焦がれる気持ちによく似ている。

日々の生活の中で何気なく眺めているものが一瞬色鮮やかに煌いているように見えて、ふと足を止めることがある・・・そんな心に響く宝物と出会った時の感動を絵にしてみました。

 

今回の作品は天然青緑を背景に使用したとても色鮮やかな作品になっています。葵の花は紅珊瑚、葉も緑青を焼いた絵具の上に玉虫色に焼いた銀箔を配し、日本画固有の天然の材料に拘って仕上げました。

100号目一杯に立葵と葛を描いた全貌を、会場でご覧いただけましたら幸いです。来年の個展などの展覧会で出品する機会がありましたら巡回展示をしたいと思います。

 

第五回「奈良県万葉日本画大賞展」

会期(予定):2011年3月10日(木)~4月24日(日)

        (水曜休館日)

会場:奈良県立万葉文化館 企画展示室

奈良県高市郡明日香村飛鳥10番地

電話0744-54-1850