Miyashita Mariko

2011年3月アーカイブ

さくら咲く

昨日、春の院展の初日を迎えました。

DSCN3213.JPG桜の開花宣言もあり、とても穏やかな日差しの初日でした。

震災の影響で営業時間が短縮されておりますが、展覧会会場は沢山のお客様で賑わっていました。

院展は厳かな日本文化を継承する歴史ある展覧会です。

日本画は派手さや華やかさは取り立ててありませんが、人の心を明るく照らす力を持っていると思います。

今、日本の中では自粛という言葉があちらこちらで見られておりますが、心の明るさと希望までも自粛することはないのではないかと思いました。

自粛ムードが漂う中ですが、真摯に取り組んだ作品を展示し、皆様の心を少しでも和ませることができれば幸いです。

 

 

>>はいばら千代紙の100年復刻版意匠のさくら小箱

戦後日本は復興のシンボルとして桜を大切にしてきました。そんな桜の季節にまた新たな気持ちで制作に取り組んで行こうと思います。

春の院展

名称未設定 1.jpg春の院展の制作も終わり、本年も無事に展示されることが決まりました。

 

今年の春の作品は、昨年夏に取材したスウェーデンストックホルムを題材にした最新作になります。

 

>>スウェーデン取材中は乗り物に殆ど乗ることなく、足でモチーフを探しました。

歩くペースで物を見たり考えたりすることで、とてもいい時間を過ごすことができました。

何気ない風景も、目に映る物事もどこと無く物語り性を帯びているように感じ、終始おとぎの国にいるような不思議な感覚で毎日を過ごしていました。

 

日本に帰ってきてそれらをどのように作品にするか悩みましたが、それも楽しみのうちに絵を作ってみました。

 

スウェーデン・ストックホルムでは、小さな島々が連なる国土であることから、船での移動がさかんな土地でした。

たまたま渡ったシェップスホルメン島の湾に面したヨットハーバーで、静かな海面に浮かぶ船(クルーザー)が何か休憩しているように見えて、その穏やかな時間を作品にしてみました。

今年の作品は湾に浮かぶ船を描いており、今までとはまた一味違った作品になっていると思います。

 

お時間ございましたら是非ご高覧いただけますと幸いに存じます。

 

***

 

第六十六回 春の院展

東京展

3月30日(水)~4月11日(月)

日本橋三越本店 催事場

地震が起こってから数日が経ちますが、依然として余震と社会不安は収まる気配もなく、混沌とした状態は一向に回復の兆しが見えないどころかますます分からなくなっているように思われます。

皆様、ご無事でお過ごしであることを願っております。

 

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地震当日、私はいつものようにアトリエで制作しておりました。

家のものがひっくり返り、本は本棚から落ち、ガラスモチーフの花瓶は落下し、全て破損してしまいました。

 

今は通常通りの生活に戻り、また締め切りに向って制作しています。

 私はとりあえず無事に過ごしております。

 

 

皆様が無事で、何事もないことを願っています。

少しでも日本が明るい方向に向うことを願っています。

被災地の方々の復興を願っています。

多くの命が失われたことへの哀悼の意を心に、自分が今生きていることでできることをしていこうと思います。

 

 

これまで当たり前にあったことへの奢りがありました。感謝しなかったり無意識だったり、反省しなけれなならないと思いました。

不安な気持ちをこれまでの感謝の気持ちに変えて、これから自分に何ができるのかを考えて1日1日、1分1秒を過ごしてみたいと思います。

 

だって、日本大好きですから。

PrayforJapan

梅まつり@湯島天神

締め切りまで忙しくてとても気持ちが落ち着かずにいる今日この頃、フと思い立って「梅が見たい」と出かけました。

奇しくも、湯島天神の梅まつり最終日にあたり、境内は沢山の人で賑わっていました。

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この時期の湯島天神は学業祈願の為に沢山の受験生が訪れては絵馬に願い事を書いて奉納していくのを目にします。

この時ばかりは道真さまも大忙しです。

 

「試験に 落ち おち つきますように。」

 

お、落ち着け。

いや、縁起を考えて「頑張れますように」か?

・・・ガンバレって思いました。(笑)

 

 

 

 

 

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季節のものをその時に見て感じるのはいいことです。

 

いざ梅を描きたいと思いたっても、その季節を味わっていなければなかなか描けないものです。

 

その季節の空気の冷たさや匂い、光の強さや花の色・・・どれをとっても体験しなければ、たとえ梅の姿形を絵にすることができたとしても、「梅」というもの・・・私が描きたい「梅」の姿は描く事ができないと思うからです。

 

「梅」とは・・・目を閉じて誰もが思い描くことができる真実の姿を、体全体で全てを感じ取れるように、心を清めて取材してきました。

 

梅の枝に舞い降りたメジロは天からのプレゼントのように感じました。

お夕飯に「スペイン風オムレツ」を作りました・・・いや、名ばかりで、具沢山厚焼き玉子と言った感じです。(笑)

 

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分厚い卵液の中にほうれん草とショルダーベーコンのソテー、カボチャ、チーズ、トマトを入れてじっくり焼きました。

 

断面はまさにケーキの様です!

これにケチャップをかけていただきます。

 

見た目も面白く、沢山野菜を食べられるので、優秀なお料理です。

 

 

 

 

・・・というか、卵の賞味期限がアウトになりかけて、ありったけの卵を使える料理を考えた苦肉の策でした。。。