Miyashita Mariko

2012年7月アーカイブ

裏打ち

150号の裏打ちです。

夏の大作の準備はまずこの裏打ちから始まります。

DSCN3981.JPG大きな作品は和紙そのままでは強度が持たない為、裏打ちをします。裏側から楮の未晒(強い紙)を張り合わせます。

 

重なるところは「くいさき」といって、断ち切った切り口ではなく、和紙ならではの繊維を残して引き裂いた切り口を重なり合わせています。

そうすることで、その重なり部分が分厚くなって表(制作面)に凸凹が出ない工夫がされています。

 

150号の裏打ちは学部の卒業制作の時に習い、それからずっと自分で行ってきました。

実は丸々1枚仕立ての紙を準備したのは学部以来10年位ぶりでした。

いつもはこの半分の大きさに分割して作業をしていたのですが、今年は分割しない大きさで制作・・・一人で裏打ちは大変でした。

 

・・・よく考えてみたら、学部の頃は2人1組になって友人と一緒に裏打ちしていました。

 

一人だと大変なのは当たり前・・・でも、今となってはそういうわけにもいかず、私のパートナーは写真の左端に写ってる"乗り板"でした。

乗り板に乗っかって端から端へと渡り歩いて上手く225×180センチの和紙全面に裏から和紙で補強を行いました。

 

これを経て大作の制作に入ります。。。

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日本精機工業株式会社様よりオリジナルワインラベルのワインBeerenauslese Chardonnay2010をいただきました。

 

こちらのラベルは日本精機工業さんが所蔵している私の作品を毎年ラベルに使って作成してくださるものです。

 

今年のワインはシャルドネのベーレンアウスレーゼで、貴腐ワインの2歩手前の等級・・・とはいえ、肩書き付き上級酒をさらに6つに分類した中で上から3番。それもとても貴重なものみたいです。

 

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超熟成された実を一粒ずつ摘み取ってワインにしたという、芳醇で濃厚な甘みのあるワインだということで、アルコールが苦手な私にもとてもやさしいワインです。

 

 

 

 

ラベルは「水辺の精霊」というタイトルの作品の部分写真を使用しております。

花菖蒲の四季を描き、その中にカモが2羽かくれんぼしています。

こちらの作品は社屋に併設するサロンでスタンウェイのコンサートピアノとともに一般公開されております。

(会社のHPのPhotoGalleryページからも写真が見れます)

 

 

 

 

>>日本精機工業株式会社様、いつもありがとうございます!

オオムラサキ

先週末、八ヶ岳へ友人の結婚式に出かけたついでに北杜市にあるオオムラサキセンターにてオオムラサキの観察取材をしてきました。

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国鳥ならぬ、国蝶のオオムラサキは今がちょうど羽化したての見頃を迎えています。

植物園のような大きな虫かごの生態観察施設では、自然に近い状態で昆虫を観察することができます。

 

オオムラサキは雄がとてもキレイな群青色をしており、まさに日本画の岩絵具の群青そのもののような色でした。

空飛ぶ宝石のようで、見ていてとても華やかでした。

 

 

生態観察施設の他に大きな標本施設もあり、世界の蝶や昆虫の標本が所狭しと並んでいました。

普段何気なく眺めている昆虫でも、ほんの少しの違いで種類が異なり、わかりやすく分類がされていて大変勉強になりました。

 

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何気なく見て何気なく描くのではなく、理解して描くことの大切さを改めてかんじました。

 

それにしても沢山の種類でした。。。

 

 

 

 

 

 

>>オオムラサキも羽を閉じればなんとも地味な姿。